近い将来に住宅地間の競争時代が来る

 わが国には、現在870万戸もの空き家があります。国民の方々のライフスタイルの変化によって住宅も急激に余ってきます。これからこうした流れは、加速していくことが考えられます。テレビのコマーシャルには、一年間で、甲子園球場の100個分の建物を建設する会社が写っています。ひょっとしたら、その建設戸数の分だけ空き家(中古住宅)が増えていることも考えられます。さらには、これからは、日本は歴史上初めて人口減少時代を迎えています。これからは、まちづくりは根本的に変えていかなければいけなくなっています。これまでは人口が増え続け、まちが膨らむ前提で考えられていましたが、今後は人口の減少時代にと突入し、まちも縮小するという前提でまちづくりに取り組むことになるでしょう。このことは大変な創意工夫が必要であり、地域住民も利便性の良い住宅地へと移り住むことが考られますし、大きな人口大移動が発生することが予測できます。おそらく、今後、郊外型ニュウータウンなどは、10
年後には、空き家が多く発生せざるお得ない時代がやってくる可能性があります。そんな症状が現れるまでに、行政や地域住民・自治会などでの、抜本的な対策に取り組むことが大切です。これからは、都市間はちろん、住宅地間の競争時代になることが予測されます。これからは、住み続けていけるまちづくりを考えることが大切なことであると思います。その為には、地域で支え合いのシステムを構築し、お年寄りも、子育て世代も、暮らしやすく、地域でズーと長く
住み続けられる環境を作っていくことが地域の『社会資本』を維持していくためにも、取り組まなければならない大きな課題であると思います。